名馬 · 東漢末期

(そうこうひでん)

爪黄飛電

名馬東漢末期

解説

曹操の愛馬。

白馬でありながら爪だけが黄色く、黄金のように輝くことからこの名が付いた。

「爪」は蹄(ひづめ)を指し、雪のような白い体に四つの金蹄が映える、まさに「玉獅子」のような美しい馬であった。

絶影と並んで曹操が最も愛した馬の一つ。

【魏の威厳を象徴する白き神駿】 速度は絶影にやや劣るものの、爪黄飛電は堂々とした風格と落ち着いた性格を持っていた。

曹操は重要な儀式や外交の場でこの馬に乗り、魏の威厳と武を誇示した。

敵味方からも「曹操の白き駿馬」と一目置かれる存在だった。

関羽を前にして】 『三国志演義』では、曹操関羽を厚遇した際、赤兎馬とともに爪黄飛電も贈呈した場面が描かれる。

関羽は赤兎馬を選んだが、爪黄飛電の美しさも認めていたという。

正史では赤兎馬の贈呈は記録されているが、爪黄飛電に関しては演義の創作とされる。

しかしその美しい名前と威厳ある姿は、後世に広く知られるようになった。