神亀雖寿、猶有竟時。
騰蛇乗霧、終為土灰。
老驥伏櫪、志在千里。
烈士暮年、壮心不已。
盈縮之期、不但在天。
養怡之福、可得永年。
幸甚至哉、歌以詠志。
『歩出夏門行』の第四章。老いを嘆くのではなく、老いてなお壮心を抱き続ける曹操の精神が表現された名作。
建安十二年(207年)、曹操は五十三歳で烏桓征伐に凱旋した時に詠んだ『歩出夏門行』の第四章である。神亀や騰蛇のたとえを通じ、長寿の象徴であっても死を免れないという前提を打ち立てる。しかし本詩の核心は「老驥伏櫪、志在千里。烈士暮年、壮心不已」にある。