劉禅は蜀漢の二代目皇帝で、劉備の長男。
諡号は「後主」。
建安十二年(207年)に生まれ、母は甘夫人。
章武三年(223年)、父劉備の崩御により十七歳で帝位を継承した。
諸葛亮、蒋琬、費禕、董允らの補佐の下、約四十年にわたり蜀漢を治めた。
景耀六年(263年)、魏の鄧艾・鍾会の侵攻を受け、譙周の進言により降伏。
洛陽に移され、安楽公に封じられた。
晋代に至るも優遇され、泰始七年(271年)に没した。
「楽不思蜀」の故事で知られ、無能な君主として『三国志演義』では大きく描かれたが、実際には战乱を避け民の命を救った英断とも評される。